~* Wakaba Time *~

写真+雑記。

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今日マチ子の【センネン画報】その2 

人の肺は理論上、水中で呼吸ができると聞いたことがある。
実際には無理なことで、そんな事をしたら溺れてしまう。

でもその理論を「在りだ」と思う感覚がある。
それはリアルな体の感覚ではなく、心が知っている感覚なんだと思う。

世の中は素敵な風を感じる事ばかりなんかじゃなくて
水中を歩いているような日々も多い。
その感覚が「ありだよ」と子供の声で言う。

今日マチ子の【センネン画報】その2を読んで、そんな事を思った。
以前に、その1を紹介しましたその続刊です。

センネン画報 その2センネン画報 その2
(2010/05/12)
今日マチ子

商品詳細を見る

しばしば作中には、水中で呼吸している少年と少女が描かれます。
水中で呼吸はできる。でも肺にはきっと負担がかかっている。

心という水中に浸り、たゆたい、溺れ、流れ、沈み、浮上する。
その透明な青の多様さと美しさが詰まった本。

初刊はカラーページが少なかったのが大いに不満だったけど
今回はフル・カラーページ!そうでなくちゃ!
この本の美味しさは、青と白のコントラストによるところが大きいのだから。
乾杯
水を飲む
カーニバルのような後の水中の寂しさ。
誰もいなくなった場所でひとり水を飲む。
自分の息がコップに溜まり
それは手明りのようにわずかに自分を照らす。

人ができることは、そういうことくらいなんだろうな、と思う。
自分の呼吸がつくる明りで自分を照らすこと。
人が人に何かできることは、その光を見せて触れさすことぐらい。
コントロールとは本来、なんて傲慢なことだろうと思う。

私の”人は”なんてことは関係なく
1Pの詩のような1P漫画で綴られた、この本を楽しんでほしいなぁ。
このシリーズはWeb上でほぼ毎日更新されています。
よろしければジャンプしてみてください。→<今日マチ子のセンネン画報>

この本には水のゆらぎだけでなく、一陣の風も吹きます。
その心地よさ、おひとついかがでしょうか?
快速休講
*モラルを持っての転写はOKとのことなので、画像をアップさせていただきました。



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体調悪いってことでキャプテン 

四月なのに寒いですねー 今日も明日も気温10℃切るとか。やだなー。
それでもちゃくちゃくと新芽・新緑は伸び出していますね

梅の新芽

寒いせいか体調もいまいち あ、身体的な調子です、精神的ではありません。
しかも今朝、寝違えて首痛い なんだかなー。
枕を低反発枕にしようかと考え中。どうなんだろう?つかいごごちは。
長い間使用してても低反発キープし続けるものなのかしら?

これは今日も大人しくしとけ、というサインだと解釈して
大人しく読書にいそしむ 読書といってもコミックだけど。

キャプテン (1) (集英社文庫―コミック版)キャプテン (1) (集英社文庫―コミック版)
(1995/08)
ちば あきお

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このコミックは派手さがまったく無い。地味。
けれどその地味の味は、ふだん仕事で離れて暮らしているけれど
「また食べたい」と思うお袋の味の美味さ。

魔球なぞもちろん出てこない。
『ドガガーン』とか『ギュロローン』とかありえない効果音もないし
マウンドで直立不動で死んでる人もいない。
試合にダイナマイトを使う『ハッパ』なんてあだ名の奴もいないし
最終回でアフリカの球団と試合する為に旅立つこともない。
(↑全部わかる人いるかしら?すごいなー少年マンガ)

ただただひたむきに頑張る野球少年たちを描いている。
ちょと精神論的物事の解決なきらいはあるけれど
この本の醍醐味は少年たちの「最後まであきらめない・投げ出さない」姿だ。
地味な作風だからこそ、その姿に静かに心うたれる。

パーッと景気のいいヒーローものも楽しいけれど
等身大の人々のただただひたむきな姿を見るのも
かなり良質な楽しみかと思います

コレを読み出すと、続けて『プレイボール』を読みたくなります
『キャプテン』全15巻。
『プレイボール』全11巻。
。。。。。。読み応えありますね




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thread: ひとりごと | janre: 心と身体 |  trackback: 0 | comment: 8 | edit

今日マチ子【センネン画報】 

この二・三日は薄い頭痛が取れなくて、ちょっと全体的にモヤッとしている
まあ、鬱がぶりかえしたかんじではないだろう。
なんとなく体調が悪いだけね
散歩でスッキリしなかったので、本で気持ちをスッキリさせよう


今日マチ子の【センネン画報】を読みなおす

センネン画報センネン画報
(2008/05/15)
今日 マチ子

商品詳細を見る

表紙を見ていただければわかるように
青と白のコントラストが、それはそれは美しいマンガです。

マンガなのですが。。。。マンガっぽくないのです

【センネン画報】はセリフがほとんどありません。
同時収録の『海から36km』は吹き出し型のセリフがありますが
『センネン画報』にはありません。

ドキドキとする緊張感とキラキラする爽やかな空気の中で
表紙の少年と少女が言葉のない静かな交流をしています。
まるで詩のような絵でありマンガです。

本を開けるとまず美しい青に目がいきます。
空の青。海の青。水の青。雨の青。夜の青。影の青。空気の青。
いろいろな青の存在が、白の部分を際立たせます。

白い部分は色のない部分ではなく
青とのコントラストが緊張感のある白に冴えさせます。

それはコマ割りされた枠の中の絵の白だけでなく
枠絵の外の部分、余白の白まで作品の美しい白です。
一ページ一話のマンガなので、本の端まで作品になっています。

この本の惜しいところは
カラーページが全体の五分の一しかないことです。
1200円という値段にするにはしかたがなかったのだろうと想像しますが
作品の構成上、色ははずせない要素なので、そこが残念なところ。
全編カラーならば、どれほど美しい本になっていたことか。

作者はほぼ毎日、その一ページをウェブ上で今現在も描き続けています。
リンクを貼っておきますので、よろしければその叙情的な一ページをご覧下さい
    *今日マチ子のセンネン画報





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西原理恵子の人生画力対決     

西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)
(2010/03/17)
西原 理恵子

商品詳細を見る

身体をはった漫画家(自称漫画家界のかませ犬)西原理恵子さんの最新刊。
西原理恵子が複数の漫画家と『アトム』とか『ドラえもん』とかのお題で画力を競うというお笑いマンガです。

今回も笑わせてもらいました

ん~、でも身体のはり方はぬるくなったねー 演出でカバーしてるけど。
毎日新聞に連載を持ち、アニメ化、映画化多数あり
天下の芸術評論誌「ユリイカ」に特集組まれた先生としては
もうアマゾンの奥地に行ってわけわからない魚を釣っている場合じゃないのね。
初期の『まあじゃんほうろうき』は命の血しぶきが飛んでました。若いってスゴイ

近年でスゴ~イと思ったのは対税務署話かな。
たった数ページにどんだけぶち込んでいるんだ?と感嘆しました。

それはさておき、ほのぼのイベント人生画力対決。
圧巻はやっぱり西原理恵子vs福本伸行編でしょう

素材って大切!ぴちぴちの生きの良さに優るものなし!
お笑いは天然に勝てるもんじゃないってよく聞くけど本当ね。
お題『キティーちゃん』は神がかりです
めったに拝めるもんじゃないシロモノです
漫画家って何なの?絵と物語のワンセットで商売しているんじゃなくて?
ふと、世の中の定義って何?などと遠くを見る目に一瞬なりました

話はそれますが、知ってるかたもいるでしょうがSMAPの仲居くんの絵はヒドイ。
それはみごとなまでにヒドイ。けれど彼の絵はヒドイだけではない。絶妙な味がある。
シュール越えして、かっ飛んだ先の地平には妙に清々しくも味があった。。。そんな絵。
私は仲居くんのそんな絵がかなり好きだ

【仲居正広増刊号】が出版された時は
そんな絵をたんまり楽しめると思ってイソイソ買い求めに行った
開いてガッカリ。仲居くんの写真ばっかりだった。370円。。。
仲居くんの絵は好きだけどファッションチェックはしたくなかった。
絵ばっかりだったら1500円だしても惜しくなかったのになー。

福本伸行さんのキティーちゃんはその仲居くんの絵に匹敵する
すばらしい破壊力。仲居くんには勝てないけどスバラシイ。
つまんない悩みがどっか行っちゃうくらいの破壊力があります。
この本を閉じた時
「ああ。。。つまらない意地張ってないでアイツに謝ろう」とか思った人いたりして。
それは言いすぎとしても連載時、通勤電車の中で吹いた人はいるね。絶対。

読んだ本の紹介・感想なのに
西原理恵子<福本伸行<仲居正広、になっちゃった
SMAP仲居くん強し


        



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thread: 小さな幸せ | janre: 心と身体 |  trackback: 0 | comment: 0 | edit

さんさん録 

さんさん録 (1) (ACTION COMICS)さんさん録 (1) (ACTION COMICS)
(2006/03/11)
こうの 史代

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さんさん録 (2) (ACTION COMICS)さんさん録 (2) (ACTION COMICS)
(2006/06/28)
こうの 史代

商品詳細を見る


こうの史代のマンガ、【さんさん録】(全2巻)を読む。

定年を過ぎた男が妻に先立たれたところから、話が始まる。

家庭のこと、生活のこまごまなことに疎い会社人間だった男は
妻の残した生活記録ノートを見つける。
そのノートに助けられ、男が妻のいない新しい世界を歩むお話だ。

『奥田家の記録』というそのノートは
銀行の記録、家族の記録、具体的な生活の決め事などをこまごまと書いてあった。
息子のお嫁さんの元職業、孫の好み、ごみの日からごみの出し方、
掃除機のかけ方、洗濯物の干し方、ボタンのつけ方、おかゆの炊き方などなど。



私は、美しい言葉も好きだけれど
単語の羅列や、箇条書きのような言葉の羅列に弱い。

単純な言葉は余計な装飾が無いだけに
その言葉を手に取った人の記憶に、すぐに寄り添うからだ。
『菜の花』ならば
私の記憶の中の菜の花の匂いが呼び覚まされる。
『花火、お囃子、下駄の音』
私の一番鮮やかな夏の夜を記憶から連れて来るだろう。
そんな単純な言葉の羅列に私は弱い。



『奥田家の記録』ノート。
箇条書きのような生活の記録。
亡き妻が日々書き残した記録。
どこか、妻自身が先に死んだ時の為の記録。

その装飾のない具体的な言葉の羅列には
毎日を丁寧に生きたであろう人の愛情が
見えない行間に詰まっているのだろう。
記憶の中の妻が、より鮮やかに男の中に立ち上がっているだろう。

そのノートは
宝石のようなラブレターだ。

まじめで頑固で
どちらかといえば不器用そうな容貌の男が
ノートのとうりにやって起用にこなしちゃうところには
ちょとリアリティーが無いな、とか思うけれど

「まあ、そんなコトいいじゃないか」と、のどかな作風に説得される






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